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【スプリンターズS】狙うは先行馬か差し馬か?「激走ポジション」から突き抜ける馬はコレだ!
2022/10/2(日)

絶好枠からのスタートとなるテイエムスパーダ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
先週、メルマガ限定公開のオールカマー(G2)では穴馬候補ジェラルディーナ(5番人気)が完勝!
今週はスプリンターズステークス(G1、中山芝1200m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- ①シンプルな隊列でややハイペース
- ②パンパン馬場で先行・内有利
雨予報はなくパンパンの良馬場なら距離ロスのない内を通れる馬が有利。先週からCコースに替わってその傾向も見られました。
逃げ馬候補の①テイエムスパーダは最内枠なら迷わず行くでしょう。前走は結局ハナに行きましたが、「少し押さえるのか?」と思えるような出し方で中途半端でした。持ち味が生きるややハイペースの単騎逃げに持ち込めたら面白いのではないでしょうか。
これに⑦ウインマーベルや⑧ファストフォースといった先行タイプが続き、このすぐ後ろには⑨ナムラクレアと⑬メイケイエールの有力牝馬2頭が追走。どちらも先行力はありますし、無理に押さえることなく正攻法で勝負します。
⑨ナムラクレアの前走は脚を余して負けています。今度は力を出し切る乗り方をするはずです。⑬メイケイエールはすっかり折り合いの心配はなくなりましたが、それでもジワッと出して行けるやや外目の枠は走りやすいのではないでしょうか。
向正面
①↑↑
⑧⑦②↑
⑬⑨④↑
↑
⑯ ↑
⑮⑫⑩↑
↑
⑪③↑
⑭⑥⑤↑
初のスプリント戦となる⑮シュネルマイスターにとっても外目の枠は好都合。どうしてもダッシュ力では劣る分、ビッシリ追いながらスピードに乗せていきます。最初の400mがカギでしょう。馬体の張りはここでは全然違いますし、G1馬の能力でどこまで伸びてくるか。
⑩タイセイビジョンはここ2戦で内から割って伸びてこられる、瞬発力を見せてきました。G1ともなると楽ではありませんが、福永騎手が2週にわたって調教をつけていい前向きさが出てきています。
ハイペースで進む中、途中で押し上げる立ち回りは流石に厳しいです。淡々と流れて直線勝負になるでしょう。
直線入口
①↑↑
⑬⑨⑦⑧↑
④②↑
↑
⑮⑫⑯⑩↑
↑
⑪⑥⑤③↑
⑭ ↑
機動力十分の先行馬と直線勝負に徹する追い込み馬の戦い。馬場傾向から追い込み馬はやや分が悪そうです。外を回していたら間に合わないですから。一発あるならイン突きでしょうが、前が綺麗に空くのか?という疑問もあります。前の馬もソコに殺到するでしょうからね。
なので基本的には押し切りを狙う①テイエムスパーダを目掛けて⑨ナムラクレアと⑬メイケイエールが猛追、その後ろから⑮シュネルマイスターなど中団組がどこまで割ってくるかという展開になると読みます。(元JRA騎手)
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